
コーヒー豆を通販で購入しました。
焙煎前の生豆というやつ。
購入したのは次の2店。
珈琲市場
コロネーション コーヒー
両方のお店とも“当たり”でした。
(両店とも「コーヒー豆」+「生豆」でネット検索すると上位に出てくる。)
焙煎機は、ハリオ製の RCR-50
耐熱ガラスの中に豆を入れ、アルコールランプで下から加熱するタイプ。
コーヒーは毎日飲むので、これは経費節約のためです。
(という口実です。)
機材の値段や燃料代、手間を考えると、これはもう道楽だな。
いざ袋を開けて生豆と対面。
「少しはコーヒーの香りがするのか」と思ってましたが、
生豆って、ほとんど無臭。
多少、青臭い感じがする程度。
「焙煎すれば香ってくるのだろう。」と煎り始める。
最初の10分。ほとんど変化が無い。においも微かに豆の青臭さが漂う程度。
10分後から黄色く焼け始めた豆が出て、
その後、1分単位で、薄茶→茶色→濃い茶と急激な変化。
15分もすると煙がうっすらと上がり始める。
見た目には「水蒸気か?」と思うほど拍子抜けな煙だが、
煙のニオイは、というと、
小学生の頃、虫眼鏡で太陽光を集めて紙を焦がした時のような
セルロースの焼けるニオイのような気もするし、
木材が焦げ始める前のニオイのような気もする。
これまた肩透かし。
「パチ」
「パチッ」
とはじける音が聞こえ始めた。(18分)
全体的に色が変わった所で焙煎終了。

最初にしてはなかなか上手くいったのではないだろうか。
実は焙煎が全く足りていなかった事を翌日に知る事になる。
そして、翌日
『焙煎後、2,3日寝かすと馴染む』と説明にあったのだが、
待ち切れずに試飲する事に。
ミルに入れて挽き始めると
「硬っ!」
今まで味わった事の無い硬さ。
ガリガリと構わず挽いてコーヒーをいれてみる。
ドリップのコーヒードームはとんでもない盛り上がりを見せる。
飲んでみると、コーヒーの味はやや薄く、少し生豆の青臭さが混じった感じ。
しかしながら、コーヒーの味が口の中にずっと留まっている。
「ここまで残るのは焙煎仕立ての違いだろうか。」
「だが、この豆の硬さは何なのだろう。」
「見た目も、スーパーで売ってる豆のふっくら具合とはぜんぜん違う。」
「個人で焙煎するのとプロが機械で焙煎するのとの差だろうか。」
「そして飲んだ時の青臭さは?」
「もしかして、何か間違えた?」
ネットで検索
ここでようやくネット検索してみる事に。
参考にしたのはこのあたり(↓)
焙煎(ロースト)のやり方(コーヒー豆店の記事)
焙煎(ロースト)のやり方(日経BPの記事)
『1ハゼ』『2ハゼ』というのがあるらしい。
つまり、
焙煎が全く足りてないと判明。
「仕方無い。2度煎りするか。」
焙煎機を引っ張り出しロースターを回す。
昨日と同じく10分で煙が出始め、15分で昨日と同じ状態に。
それから3分炒り続けると、豆がふっくらと膨れていくのが分かる。
焙煎機の壁にぶつかる豆の音が軽くなったところで焙煎終了。

見た目も、豆で売ってる焙煎済みコーヒーとそっくりな状態に。
豆が冷めたのを見計らって、早速飲んでみよう。
ミルに入れて挽き始めると
「軽っ!」サックサク
ミルへの引っ掛かりがほとんど無い。
豆そのものが均質で上質なのだろうと思われる。
「豆で売ろう」なんてコーヒー店は、
コーヒーにそれなりの思い入れがあるはずだから、
ハズレ無しなのかもしれない。
ミルで挽いてる途中から、コーヒーの香りが上がってくる。
お湯を注ぐ前から、成功間違い無しの予感。
そして試飲。
んんん、うまいっ!