画像の拡大「Nearest Neighbor法」
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【画像の拡大】
画像の拡大には幾つかの方法があります。
まずは、最短距離法(Nearest Neighbor 法)から。
画像の拡大を、「元画像から出力画像への写像」と考える事ができます。
出力対象の各点 (dx,dy) に対して逆写像の点 (sx,sy) が計算できます。

やっかいなのは、この各点 (sx,sy) は実数(連続した値)で計算できますが、
実際の元画像はピクセル単位の飛び飛びな値(離散値)だという事です。
最短距離法(Nearest Neighbor 法)は
逆写像の点に最も近い1ピクセルを持ってくる
という方法です。
試しに次の絵を拡大してみましょう。
![]() |
160x120 の大きさです。
これを 384x256 にしてみましょう。
縦に 2.13 倍、横に 2.4 倍です。
(比率を変える事で何か影響があるかもしれないので、
わざと縦横比率を変えています。)
![]() ![]() |
Nearest Neighbor 法は、
元画像の各ピクセルを単純に引き延ばしているだけなので、
各ピクセルは四角い形に拡大され、
全体の絵は、それらのブロックが貼りあわされたモザイク状になります。
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