ネットで知ったのだが、
マンナンライフが2ヶ月に渡って『蒟蒻畑』の生産中止に追い込まれていたそうだ。
そしてついに製造再開にこぎつけたそうだ。
実は今まで「蒟蒻ゼリー」というお菓子は口にした事が無い。
「蒟蒻が甘い」なんてのは考えられなかった。
『蒟蒻畑』が製造中止になった顛末(てんまつ)を聞くと、
亡くなった幼児は確かに可哀想だけれども、
製造元のマンナンにとっては、とばっちりもいいところ。
政治圧力によって不当な扱いを受けている。
そんな同情心と、
復活を願う人々が多い事から「人気商品だったのだろう」
との好奇心から、
「ちょっと食べてみたいな」と。
近所のマツキヨに行くと、あっさりあった。

パッケージにデカデカと書かれた「警告文」が痛々しい。
マンナンは、製造中止の間
・蒟蒻粉の量を減らして、よりやわらかく
・パッケージの警告文をより大きく
という改良を行ったそうです。
「製造元がここまでしなければならない
愚かな国になってしまったのだろうか、この日本は。」
『電子レンジで猫を乾かさないでください』に近いものがあるね。

袋を開けると、個々の『蒟蒻畑』にも「警告文」が。
普通に食せば、全く健康被害の無い食品なわけでしょ。
むしろ、健康に良い食品でしょう。
それが幼児の事故でここまでしないといけないとは。
これじゃぁ『タバコ』なんてパッケージの120%を使って
『毒』『Poison』って書かなきゃ釣り合わないでしょう。
そんな事を考えながら、甘い蒟蒻を一つ口にしてみた。
「ん!意外にいける。」
「これは、やわらかいグミだね。」
「この食感は、、、
これを歯の無い人の口の中に入れるには危険だねぇ。」
そういう危険性を予想できない保護者ってのは、
その頭の方が問題だ。
「しかし、この食感が、製造中止前はもっとグミっぽかったのか。」
そう考えると、食べてみたい。
通販限定とかでよいから、復活してもらえないかな。
(12/5 追記)
買ってきた3袋が食べて無くなってしまった。
今日からネット通販が復活したそうなので箱買いしてみる。
(時間が遅かったようで週明けになりそう。)
今回のマンナンの件、
「蒟蒻ゼリーは安全なのか」ばかりが取り上げられる傾向にあるが、
本質はそこではない。
「マンナンが悪いか?」というと、ほぼ間違いなく「悪くない」
蒟蒻ゼリーによる窒息事故は(業界全体で)17件。
そのうち、マンナンは3件。
一方、マンナンの業界シェアは3分の2。
この数値は、マンナンが危険性に対する企業努力をしている事を裏付けている。
おそらく『製造物責任(Product Liability)』を問われても負ける事は無いだろう。
幼児を保護するのは保護者の責任であって、
幼児の口に入れて大丈夫かどうかを保護者が判断して然るべき。
たとえば、熱々のお粥を幼児に与えて火傷をしたら、悪いのは、
お米ですか?水道局ですか?ガス会社ですか?スプーンですか?
そうじゃないでしょう。
問題は、
『悪くもないメーカーが「たたきやすいから」という理由で製造中止にまで
追い込まれる事』
政治圧力によって不公正が公然と行われる事。
これは「ファシズムの走り」と言っても過言ではない。
『常識的判断のできない人が消費者相をやっている事』
なんでも噂では、
地元の蒟蒻ゼリーメーカーから献金をもらってたそうじゃないですか。
『マスコミから「おかしいじゃないか」という声がほとんど無かった事』
「真実を伝える事」は確かにマスコミの役目だが、それ以上に
「社会がおかしな方向に行かないように監視する」のが大きな役割りのはず。
ただ事実関係を伝えるだけでは北朝鮮のニュースと変わらないだろう。
もはや良識はネットの中にしか残っていないのか、と思う。
(さらに追記)
12/10 に届きました。

思ったより多い。
開けてみた。

商売ができそうなくらい、あります。(しないけど)
箱には「スーパー専用」と書かれてます。